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矯正の「期間」について
こんにちは、蒸し暑い日が続きますが、夏バテしていませんか?
今日は、矯正治療にかかる「期間」についてお話します。
気強く長期期間の治療をイメージしてしまう矯正歯科治療ですが、長期といってもどれくらいかかるのでしょう。
一般的な永久歯が揃ってから行う矯正治療の流れは、
- 治療前→初診カウンセリング→検査→治療計画説明
- 治療中→虫歯・歯周病・抜歯等治療→装置装着→定期通院で調整
- 治療後→保定
このように進めていくのが一般的です。
特に2の「治療中」の期間は常に痛みが伴いますから一番気になるところだと思います。
実際に装置を着けてから、外すまでの期間を「動的治療期間」と呼びますが、
この期間の目安は、約1年半~から2年半 です。
しかしこれはあくまでも、目安の期間で、使う装置や患者さんによって個人差があります。
ここからは、余談になりますが、
実はつい先日、私が担当した患者さんの中に、期間が1年で治療が終わった(装置が取れた)、患者さんがいらっしゃいます。
その方はお仕事の都合上、「どうしても1年で治療を終わらせたい!」という強い要望でカウンセリング時におっしゃっていました。
いざ治療にはいると、ご本人のとても高いモチベーションと積極的な通院・セルフケア(輪ゴムかけ、歯ブラシなど)のご協力もあり、スムーズに進めることができ、見事1年でブラケットオフをすることができました!
素晴らしいですね!
ご本人は、「痛いけど、食事も工夫して、ダイエットもできて、一石二鳥です!」ととてもポジティブ思考な方なのです。
現在は食事、歯磨きの時以外はリテーナーをつけてもらい定期的に通院をしてもらっています。
装置がとれてからは、日々のお仕事も頑張っていると、ご本人のキラキラした笑顔を見ることができました。
皆さんの人生において、矯正治療をする目的とタイミングをご自身の中で明確にすることが大切です。
これをじっくりと考え、初回のカウンセリングへ行ってみましょう!
たとえば、人生の節目である「結婚や就職、転職活動の前に治療を完了させる」など。
そうすることによって、つらい治療期間中でも、前向きに向き合って乗り越えることができ、最終的にきれいな歯並びになることができたら、とてもハッピーですよね!
矯正歯科医という立場から、一人でも多く皆さんの素敵なスマイルづくりのお手伝いができたらうれしいです。